もう済んだ?引っ越しのときに必要な手続きとは

もう済んだ?引っ越しのときに必要な手続きとは

ライフラインの手続き

電気の手続き

旧住所にいる間に、電話かインターネットで、契約している電気会社に使用を停止したい旨を連絡しましょう。手元に「ご使用量のお知らせ」や「領収証」があるとスムーズです。
新居では、ポストや玄関、ドアポストやブレーカー付近に「電気使用申込書」が備え付けられています。引っ越ししたその日から電気を使えるようになっていますが、必ずこの申込書に記入して投函しましょう。 電話やインターネットなどで申し込めることもありますが、郵送のみ受付の場合もあります。もし「電気使用申込書」が見当たらない場合は、新居の電気会社に連絡しなければなりません。

ガスの手続き

ガスは、旧住所へいる間に、使っていたガス会社へ電話かインターネットで連絡し、ガスの使用停止を引っ越しの日付とともに伝えます。「お客様ガス番号」が書いてある「領収証」か「検針票」を手元に用意しておきましょう。ガスのメーターが室内にある場合を除いて、閉栓する際に立ち合う必要はありません。

注意すべき点として、新居でのガスの開栓には必ず立ち合わなければなりません。引っ越しし当日からガスを使いたいのであれば、当日の在宅できる時間に来てもらえるよう、予約を取っておきましょう。ガスコンロなどのガス器具を用意しておくことも必要です。都市ガスかプロパンガス(LPガス)かによって使えるガス器具は違いますから、新居のガスに合わせたガス器具を用意しましょう。

水道の手続き

引っ越し前、旧住所の管轄である水道局に、水道使用を停止したい旨を連絡します。水道局の窓口に行くか、電話やインターネットで行います。地域によっては日曜・祝日は受付していないこともあるので注意しましょう。連絡の際、「お客様番号」が書いてある「領収書」か「検針票」を準備しておきます。
新居では、水道メーターボックスにある止水栓を左に回し、蛇口をひねれば水道が使えます。ポストあるいは玄関などに置いてある水道使用申込書に記入し、早めに投函しましょう。

役所関係の手続き

転居届

同じ市区町村へ引っ越す際は、引っ越し後、役所へ転居届を提出します。必要なのは、本人確認できる書類(マイナンバーカードや免許証、保険証など)、印鑑です。マイナンバーカード、もしくは通知カードも持参するようにしましょう。
引っ越し先の住所を伝えなければならないので、明確にわかるようにしておきましょう。

転出・転入届

違う市区町村への引っ越しでは、旧住所の役所で転出届を、新住所の役所で転入届を出す義務があります。
転出届を提出する際は、本人確認書類、印鑑、さらに新住所がわかるものを持参しましょう。
引っ越しが終わったら、転入届を出します。届け出には、印鑑、本人確認書類、転出届を出したときにもらえる「転出証明書」を持参してください。マイナンバーカードを用いて転出の処理を行った場合は、「転出証明書」の代わりにマイナンバーカードが必要です。

マイナンバーカード

マイナンバーカード、もしくは通知カードの住所変更もしなければなりません。引っ越し先の役所で、転入届の提出と同時に手続き可能です。マイナンバーカードあるいは通知カードに加えて、本人確認書類、印鑑、「転出証明書」を持って行きましょう。

国民健康保険

国民健康保険に加入している方は、同一の市区町村であれば、役所に行って住所の変更手続きをするだけで終わります。国民健康保険証と印鑑が必要です。
他市区町村への引っ越しの場合、まず転居前の役所へ国民健康保険証と印鑑を持参の上、資格喪失の手続きをします。
その後、転居先の役所で国民健康保険に入る手続きをしましょう。本人確認書類、印鑑、転出証明書が必要です。口座振替で支払いたい場合は、預金通帳と口座届出印も持参してください。

国民年金

国民年金第一号の加入者は、新居を管轄する役所で住所変更の手続きをする必要があります。国民年金手帳と印鑑を用意しましょう。旧住所では手続きの必要はありません。
車やバイクを所有していたり、犬を飼っていたりする場合には、他にも手続きが必要になってきます。

転送届

郵便局で転送届も出しておくとよいでしょう。転送届を出しておけば、1年間は旧住所宛ての郵便物を新住所に自動的に転送してもらえるからです。スマートフォンからも手続きできます。

手続きの進め方や期限に関する注意

引っ越し前の流れ

役所関係の手続きは、何度も役所へ行く手間を省くため、引っ越し前・引っ越し後それぞれでまとめて行うのがコツです。ライフラインでは、立ち合いが必要なガス開栓の予約を早めにしておきましょう。流れをまとめると以下のようになります。

違う市区町村へ引っ越す場合に出す転出届は、引っ越し日2週間前から旧住所の役所で提出できます。該当する方は、その際ついでに国民健康保険の資格喪失届の提出も行いましょう。
そして新住所のガスの開栓日時を予約し、旧住所のライフラインの停止する旨を連絡します。郵便物の転送届は引っ越し後でも問題ありませんが、ついでに済ませてしまうといいでしょう。
これらすべてを引っ越しし1~2週間前に行うのがおすすめです。

引っ越し後の流れ

引っ越しが済んで2週間以内に、新住所の役所へ転入届を出す必要があります。その際、マイナンバーカードと国民年金の住所変更、さらに国民健康保険の加入手続きも行いましょう。
同じ市区町村内への引っ越しの場合、転居届は引っ越し前には提出できないため、転居後2週間以内に出します。そのとき、マイナンバーカード・国民年金・国民健康保険の手続きもまとめて行いましょう。
そして、新住所の水道・電気各社への申込書をポストに入れます。
これらを、引っ越し後1週間程度までに終えると安心です。

期限内に手続きしないとどうなるか

水道や電気はすぐに使い始められるとはいえ、早く手続きをしないと料金の支払いなどに関し、トラブルになりかねません。
国民健康保険は引っ越し後2週間以内に加入しないと、保険診療を受けられなくなることがあります。国民年金も引っ越し後2週間以内に住所変更しないと、年金受給額が減ってしまう恐れがあります。いずれも自分にとって大きな不利益になりますので、注意が必要です。
旧住所で役所関係の手続きをし忘れると、引っ越し後にわざわざ旧住所の役所に行くことになりかねません。何か突発的なことが起きて手続きが遅れることがないよう、1週間を目安に終わらせましょう。
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