引越しを依頼するならプロ?友人?手伝いを頼む場合の注意点もご紹介

引越しを依頼するならプロ?友人?手伝いを頼む場合の注意点もご紹介

引越し、プロに頼みますか?友人に手伝ってもらいますか?

プロの引越しと自分たちでやる引越しの違い

引越し作業は面倒なものです。引越しには大きく分けてプロに依頼する引越しと、家族や友達の手伝いで行う引越しがあります。
プロに頼むと、比較的楽かつ迅速に引越しができるので、特に時間のない方におすすめです。やはりプロですから安心感がありますし、家具を傷つけないように取り扱ってもくれるでしょう。
ただし、ある程度の料金がかかる点、そして業者とはいえ、知らない人がプライベート空間に入ってくる点などは、気になる人にとってはデメリットとも言えます。また、見積もりや複数業者の比較など、依頼する会社を選ぶのも手間がかかります。そして、想定していた梱包などができていなければ、追加料金を取られることもあるので注意が必要です。
一方で、自分たちで引越しする場合は、家族や友人に手伝いさえ依頼すれば済むため、手軽です。プロに支払うよりも費用は安く済むことが多いでしょうし、自分たちのペースで進めることができます。
ただし素人ですので、どうしても運び出す際に家具や壁に傷をつけてしまったり、時間がかかってしまったりすることがある、という点はデメリットとして認識しておきましょう。

引っ越しの繁忙期ではない通常期であれば、曜日等にもよりますが、「プロに頼んでも、家族や知人に頼んでレンタカーで引越しをしても費用的負担はさほど変わらない」のでプロに頼んだ方が時間的にも安全面でもメリットは多いでしょう。
しかし、引っ越しを予定している人の中には、見積もりを取って業者を比較したり日程を調整したりする必要があるプロに依頼するよりも、手軽にお願いでき、比較的融通も利きやすい家族や友人に手伝ってもらう方法を選ぶのも方もいるかと思います。
その場合は、そこで発生したトラブルなどから人間関係が崩れることのないよう、デメリットの把握と気遣いについての知識は心得ておきましょう。

友人に手伝ってもらうときの心得

引越しではものが壊れることも

距離にもよりますが、引越しが1日で終わる見込みであれば、家族や友人に手伝ってもらうのもよいでしょう。
しかし、手伝いを頼む場合、前述のとおり普段慣れない人が引越しを行うことになるので、家具や部屋に損害が出てしまうおそれがあります。たとえば、大型の家具を部屋から出したり、新居の部屋に入れたりするときにぶつけてしまい、家具が壊れる・部屋が傷つく、というトラブルが考えられます。
他にも食器類を入れていたダンボールを落としてしまい、荷ほどきをしてみたら割れていたということもあるでしょう。
「引越しでものが壊れた」という経験を持つ人が3割程度いるというアンケート結果もあります。
参照:日通「引越しみんなのアンケート」

友人や家族に手伝ってもらう場合、こうしたリスクがより高くなることをあらかじめしっかりと認識しておくのが大切です。
万が一何か壊してしまったとしても、それは仕方がないことだと諦め、相手を責めないようにしましょう。

ものが壊れないように取れる対策

引越し業者に依頼した場合は引越し業者が保険に入っており条件を満たせば保険が適用されますが、友人に手伝ってもらう引越しに保険をかけるケースはあまりありません。絶対に壊したくない貴重品などは厳重に梱包して通常の荷物とは分けておき、自分で運ぶようにするなどの対策をしておくと安心です。
その際は、荷物の中身がはっきり分かるように書いておくとよいでしょう。

手伝ってもらったらお礼をしよう

喜ばれる感謝の仕方

引越しが終わったら、手伝ってくれた家族や友人にお礼をします。
基本的に手伝いを頼むのは普段から仲のよい人や家族が大半で、知り合い程度の人に頼むケースはあまりないでしょう。そのため、たとえばお酒の席を設けて支払いを持つ形式のお礼でも問題ありませんし、新居で出前を取ってお礼とする方法もあります。
もし、関係が遠い人に頼んだ場合は、現金を封筒に入れて渡すのが無難です。
いずれの方法であったとしても、関係性や相手の事情を踏まえてきちんとお礼をすることが大切です。

お礼の相場

現金を渡す場合、金額の相場は、関係性にもよりますがおよそ3,000円〜1万円だと言われています。
業者に頼むより安く済ませたいという目的もあるでしょうから、あまりに高額なお礼をしてしまうと本末転倒になるので気をつけてください。もちろん、お礼は個人の気持ちですから、多めに払うことに問題があるわけではありません。

ただし、「お礼は個人の気持ち」という一方で、手伝ってくれた人と考えの行き違いがあると気まずいものです。
作業が終わってお礼の中身を見てから「あれ?」とならないように、手伝いをお願いする際には「お礼は〇〇しかできないけど手伝ってもらえますか?」など、具体的に伝えておくと安心できます。

気持ちよく引越し作業が終えられるように

何より配慮が大切

引越しを手伝ってもらうにあたって重要なポイントは、いかに相手に配慮できるかです。
前述したとおり、先に報酬の内容を伝えておくことや、壊れて困るものは自分で管理することなどが求められます。
それ以外にも、スムーズに引越しができるようにレンタカーや車の手配をしておくことや、当日までにきちんと荷造りを終えておく、といった配慮も必要です。加えて、引越し当日に掃除をお願いするのであれば、道具も揃えておきましょう。
さらに言えば、新居の周囲の住民に引越しをする挨拶を事前にしておき、トラブルが起きないように対策しておくことも大切でしょう。
できれば事前に工程表を作成し、手伝ってくれる人が何をすればよいのかを割り当てておくとスムーズです。
貴重品の取り扱いや注意点も記載しておくことで、アクシデントを防ぐことができます。

様々な要素を考慮してお願いしよう

引越し作業には何より信頼関係が大切になってくるので、手伝いはやはり家族や友人といった関係の近しい相手に頼むべきでしょう。
場合によっては相手から引越しの手伝いを申し出てくれることもあるかもしれませんが、安易にお願いするのも考えものです。
義理の家族や配偶者の友人など、手伝いの申し出を断れなかった結果、トラブルに発展してしまったというケースもあります。
また、家具や部屋などに損害が生じた結果、最終的にプロに頼むよりも金銭コストが高くついてしまった、というケースも考えられます。こういった様々な要素を考慮した上で、自分も手伝ってくれた人も、気持ちよく作業が終えられる引越しを目指しましょう。

メリットとデメリットをしっかり把握して引越し方法を決めよう

上述のように、家族や友人に頼んでレンタカー等を使って引越しをする場合、一見気楽なイメージもありますが、注意点やデメリットも少なからずあります。引っ越しの搬入・搬出時には、思わぬケガや破損のデメリットは必ず付きまといます。
曜日や時期にもよりますが、引っ越しの繁忙期以外であれば、金銭的な面でプロ業者への依頼が負担になることは多くありまので、プロの引越し業者への依頼が無難と言えるでしょう。
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